千年後の「望月」とともに
毎年企画するものの、雨のためにほぼ2年に一度しか実現できない「夜の大文字山ツアー」。22日、みんなの願いが届いて雨も上がり、今年は行けるぞ!とハイテンションの親子約60名。この夜は、平安時代に藤原道長が「この世をば我が世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」と京の邸宅で読んでから実に千年の満月の夜。その望月がずっと我々を照らし続けてくれる中の登山となりました。
夜の山をヘッドランプ照らして進むことにドキドキワクワク。野生のシカも現れて気分は絶好調。「このこと作文に書くねん」としっかり計画している女子。「古今東西」ゲームをやると必ず下ネタに発展する男子・・・。
歩くこと40分、視界がバッと開けたところが大文字火床。そして目の前に広がる京都・大阪の夜景は本当にきれい。「すっげー」「ヤバイ~!」「めっちゃきれ~!」 毎度のことながらここでけん玉に励むヤツも。
この日は木枯らしが吹くと言われていたほどの寒さ。いつまでも見ていたい夜景も、しんしんと冷えてくる寒さに勝てず早々に退散。でも「来年も絶対行くぞ!」の声たくさん。ぜひまたこの酔狂な企画にお付き合いください。